7.その他の主要な研究人材支援政策

 中国では、海外の中国人研究者が短期帰国して中国で共同研究や学術交流を行うことを促進するとともに、国籍を問わず優秀な外国人研究者が、中 国の大学や研究機関と連携して共同研究を行うことを支援する国際研究の人材強化政策を相次いで導入している。2009年に新たに導入された「千人計画」、「外国青年学者研究基金」、「外国専門家特聘研究員計画」お よび「外国籍青年科学者計画」について概要を以下にまとめる。

①海外ハイレベル人材招致「千人計画
実施部門 中国共産党中央組織部 中央人材工作協調チーム
導入年度 2009年
目的 海外のハイレベル人材を国家実験室、重点実験室、中央企業、国有商業金融機構などへ招聘し、国家級の科学技術プロジェクトである「863計画」や「973計画」等 の研究実施責任者を担当させる。< /td>
対象 国籍を問わず、海外で博士号を取得した55歳以下の教授職以上の者、あるいは海外企業や金融機関で高いポストに就いている専門技術人材等で、毎 年中国国内で6ヵ月以上の研究活動に従事できる者とされている。
所属組織からの申請でも自薦でもよく、人材の所属機関に応じて、科学技術部、教育部、人力資源社会保障部などが評議・審査を行い招聘の可否を決定する。
処遇 100万元の一時金(免税)、医療優遇人材待遇、住居購入時の居住年限等制限の免除、配偶者の生活補助、また外国籍の者には「外国人永久居留証」、中 国籍の者には任意の都市の戸籍が与えられる。
給与については、招致人材の所属機関が招致人材の帰国(入国)前の収入水準を参考に本人と協議して決定する。
②外国青年学者研究基金
実施部門 国家自然科学基金委員会
導入年度 2009年
目的 国内外の学者間の共同研究、学術交流の促進。
対象 中国で研究に従事する外国籍の優秀な35歳未満の若手学者。
処遇 助成期間:1年間
助成金額:年間20万元
実績 2009年度は50人を助成対象に選出。
③外国専門家特聘研究員計画および外国籍青年科学者計画
実施部門 中国科学院
導入年度 2009年
目的 中国科学院での共同研究を希望する外国籍の研究者への支援。
対象 特別招聘研究員および青年科学者の招聘を希望する者は、科学院所属の研究機関や外国の提携機関を通して申請を行う。
処遇 助成期間:2~12ヵ月(3月と9月の年2回募集)
助成金額:特別招聘研究員は年間40~50万元、青年科学者は年間15万元~25万元(40歳以下が対象)
実績 2009年3月までに特別招聘研究員は59名(うち日本人3名)、青年科学者は14名を選出(日本人はなし)。

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