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第110回CRCC研究会「北方移動進める中国限界地農業の現状と課題」(2017年11月27日開催/講師:高橋 五郎)のお知らせ

科学技術振興機構 中国総合研究交流センター第110回研究会のご案内

各位

 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
さてこの度、科学技術振興機構中国総合研究交流センターでは、第110回研究会を下記のように開催いたします。
今回は中国の農業問題について、愛知大学現代中国学部の高橋五郎教授にご講演いただきます。「北方移動進める中国限界地農業の現状と課題」と題し、現 地調査での成果や最新のデータを用いた分析などを写真やビデオも活用しながら詳しくご紹介いただきます。

 皆様のご参加をお待ちしております。

演題:「北方移動進める中国限界地農業の現状と課題」

講演概要

1、低下する中国の農産物国際価格競争力

 まず、中国が主要農産物の生産者価格の国際競争力を急速に失ったことをFAO統計から明らかにする。増加する輸入農産物は、その経済的代替策の結果とみることも可能である。

 その理由について、①農業労働力賃金圧力、②生産資材等価格圧力と多投圧力、③農地流動化進展下の農地地代の上昇、④規模拡大の後れ、⑤消費市場の質的向上に対する対応の後れ等にあることを述べる。 

2、南方、沿岸部等の農業適地の減少と農業の北方移動

 18億ムー(約12億ヘクタール)を堅持する農地基本政策が、急速に展開する農村部の都市化に伴う農地転用によって、優良農地の代替的確保を難しくし、農業限界地の北方移動が進んでいることを述べる。 

3、農業限界地の北方移動の現状と現地調査

 こうして進展中の農業の北方移動の現状を述べる。特に、大規模に進む内モンゴルを主として西はウイグル、東は遼寧・吉林までの高緯度高地乾燥地帯(「北方三日月農業限界地」)に おける農業開発の実態を現地調査から紹介する。

4、農業環境諸条件と現状

 現地における限界的な農業環境諸条件を気温、降水量、地下水、農地土壌、栽培作物、輸送等の諸点から述べる。なぜ、かかる地帯において農業開発が必要となったかを上掲2との関連性から述べる

5、中心支轴式喷灌机の現状と分布

 現地で広範に採用されている中心支轴式喷灌机(圆形喷灌机:直径800~1,000メートル)の現状を把握するために講演者が実施した、広域的調査結果についての概要報告を、写真とビデオを用いて行う( 下図は、分布図)。

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6、結論(評価と課題)

高橋 五郎

高橋 五郎(たかはし ごろう)氏: 愛知大学現代中国学部教授

略歴

愛知大学現代中国学部教授,同大学国際中国学研究センター(ICCS)所長、同大学院中国研究科長。中国・河南財経政法大学名誉教授。愛知大学法経学部,千葉大学大学院博士課程修了、農学博士。宮 崎産業経営大学教授を経て、1997年より現職。専門は中国食料問題,中国農村経済学,中国社会調査法と統計制度の分析,中国農村土地制度論など。主な著書は『世界食料の展望-21世紀の予測-』(翻訳)( ダンカン他著,農林統計協会,1998)、『国際社会調査-理論と技法-』(農林統計協会,2000)、『新版国際社会調査-中国旅の調査学』(農林統計協会,2007)、『海外進出する中国経済』(編著,日 本評論社,2008)、『中国経済の構造転換と農業』(日本経済評論社,2008年)、『農民も土も水も悲惨な中国農業』(朝日新書,2009年)、『新型世界食料危機の時代―中国と日本の戦略』(論創社,2 011年)、『新次元の日中関係』(編著、日本評論社、2017)など日中関係論をはじめ、中国農業問題や食品安全問題を題材とした和文・英分論文,著書が多数。2014年に文藝春秋社、2 016年新潮社から新書を刊行。
毎年、中国農村調査を実施、年平均30日は各地の中国農村で過ごす。現在、株式会社デンソー、中国浜州市沾化県政府と共同研究。愛知大学側の研究代表者を務める。

日 時: 2017年11月27日(月)15:00~17:00(14:30より開場・受付開始)

言 語: 日本語

会 場: 科学技術振興機構(JST)東京本部別館1Fホール

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K's五番町 ( 市ヶ谷駅からの道順

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お申し込み

【お申込みへ】ボタンよりお申込み画面へお進みください。

※参加は無料ですが、事前登録された方に限らせていただきます。

※WEB登録されますと、「第110回CRCC研究会『北方移動進める中国限界地農業の現状と課題』(2017年11月27日開催)お申込み受付完了のお知らせ」メールが自動返信されますので、プ リントの上、研究会当日に受付までお持ちください(必須ではありません。)

お申し込み

お問い合わせ
国立研究開発法人科学技術振興機構 中国総合研究交流センター
E-mail: crc mail
TEL:03-5214-7556  FAX:03-5214-8445


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