中国で摩擦電発電機が発明、歩行中の携帯充電も可能に

2014年 3月19日

 4センチ平方の薄膜材料が、導線によりLED照明と結びつく。この薄膜材料を指でつまむだけで、LED照明が灯される。本紙記者は18日午後、中国科学院北京ナノエネルギー・システム研究所で、科学者が開発した摩擦電発電機を目にした。同発電機の登場により、未来のエネルギー発展に新たな供給方式がもたらされた。科技日報が伝えた。
 摩擦電発電機は、高分子透明薄膜材料で出来ている。同研究所の首席科学者の王中林院士は記者に対して、「摩擦電発電機は主に有機材料と一般的な金属によって作られており、少ない材料で作ることが可能だ。摩擦電発電機は摩擦によるスイッチと静電気の反応を利用しており、薄膜型電極の設計を加え、電流の効果的な送電を実現した。現在の送電量は最高で1平方メートルあたり500ワットに達する」と説明した。
 王氏は、「摩擦電発電機の動力源は、すでによく知られている風力、水力、波力などの大エネルギーでも、人間の歩行、体の動き、手の摩擦、雨粒などこれまで注意されてこなかった環境中に存在するエネルギーでも良く、車輪の回転、機械の振動などでも良い。近い将来、ただ歩いているだけで、靴に取り付けられた摩擦電発電機を通じて携帯電話に充電できるようになるかもしれない」と語った。
 同研究所のある研究者は記者に対して、「一般的な工業用大規模発電と異なり、摩擦電発電機は運動中のすべての人による発電を可能とする。ありふれた摩擦、圧力、落下などの現象が、発電の動力源になる。将来的に、自動車のブレーキで発電・充電できるようになる。摩擦電発電機を道路に敷けば、通過する自動車は発電に参加できるようになる」と話した。


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