九寨溝でM7.0の地震、早期警戒システムの作動成功

2017年 8月9日

 中国地震台網の測定によると、8日午後9時19分49秒、四川省アバ・チベット族チャン族自治州九寨溝県(東経103度82分、北緯33度20分)でマグニチュード7.0の地震が発生した。 震源の深さは約20キロ。科技日報が伝えた。
 成都ハイテク減災研究所が発表した情報によると、同州防震減災局と同研究所が共同構築した地震早期警戒システムが、今回の地震の早期警戒に成功した。携帯電話や専用端末などを通じ、成都市での地震発生71秒前、甘粛省隴南市での19秒前に警報を出した。
 今回の地震の震源地は、四川省九寨溝県から39キロ、松潘県から66キロ、若爾蓋県から90キロ、成都市から285キロ離れている。同研究所の成都ハイテク区にあるバックステージセンターの統計データによると、同地震早期警戒システムは震災後、四川省広元市、成都市、綿陽市、アバ市,甘粛省隴南市、陝西省漢中市の学校11校の地震早期警戒端末に、揺れが生じる5−38秒前に早期警戒情報を出した。また四川省ブン川県、北川県、茂県にはテレビで早期警戒情報を出した。同システムはさらに四川科技など、約20の行政微博(ウェイボー)公式アカウントを通じ、地震早期警戒情報を出した。
 微博ユーザーが8日午後10時7分に投稿した動画によると、地震発生時、アバ・チベット族チャン族自治州のブン川県テレビの画面には、40秒以上前に早期警戒情報が出されていた。
 記者はその後、同テレビ局と連絡を取った。編集室の職員によると、これは四川省地震局と地震弁公室が共同開発した「地震前兆緊急処置システム」だ。震源地から離れた場所に数十秒前に警報を出し、緊急避難を促すことができる。職員によると、同システムはブン川県のテレビデータ端末とつながっており、地震が発生するとテレビ信号が自動的に切断され、市民に避難を呼びかける警報を出す。同システムはテレビに秒読みのカウントダウンを表示する。「今回は信号と音声が安定していたため、カウントダウン終了後にはもとのテレビ画面に切り替わった」。
 成都ハイテク減災研究所所長、地震早期警戒四川省重点実験室主任の王暾氏は、「同システムは地震発生後、震源地から107キロ離れた隴南市で揺れなどが生じる19秒前に早期警戒情報を出した。208キロ離れた綿陽市は49秒前。成都ハイテク減災研究所は地震部門と緊急処置部門に、震度速報図などの緊急データを提供した」と述べた。


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